北海道の建設業に新規開拓営業をかけるには|札幌6,908事業所への届け方
令和3年経済センサスによると、札幌市だけで建設業の事業所は6,908。市内の全事業所72,730の約9.5%を占めます。道内全体ではさらに広い範囲に分散しており、訪問営業のコストが最も重い業種のひとつです。だからこそ、先に1枚届けて反応があった先だけに動く進め方が効きます。
北海道の建設業は「札幌に1割、あとは広く薄く」
札幌市の建設業事業所は6,908。市内で見ると、卸売・小売業、宿泊・飲食サービス業、医療・福祉に次ぐ規模です。一方、道内の建設会社は旭川・帯広・釧路・函館・北見と広域に分散しており、1社訪問するのに半日〜1日かかる地域が普通にあります。
この構造では、飛び込みでも電話でも、1件あたりの接触コストが本州の比になりません。まずFAXで1回目の接触を作り、反応があった先にだけ出向くのが、北海道で最も合理的な順番です。
建設業にFAXが今も効く理由
- 日中はPCを見ていない — 社長も職人も現場に出ています。メールは夜まで開かれません
- 事務所に複合機がある — 図面・見積・注文書のやり取りが今もFAX中心の会社が多い
- 決裁者が事務所にいる — 小規模事業者が多く、社長本人が紙を見る確率が高い
「FAXは古い」のではなく、相手の働き方に合っている手段だということです。
送る時期:北海道の建設業は雪解け前に決まる
| 時期 | 現場の状況 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| 2〜3月 | 翌シーズンの段取りと発注検討が動く。最重要期 | 資材・工具・外注・システムなど、シーズン前に決めたいもの |
| 5〜10月 | 現場最優先。事務所が留守がちで読まれにくい | 緊急性の高いもの、繁忙期を助けるもの |
| 11〜1月 | 除雪業務・決算期。会社によっては動きが出る | 次年度の投資、経費・決算に関わるもの |
全国一律のカレンダーで送ると、北海道の建設業では最重要期の2〜3月を外します。
リストの絞り方(ここで差が付く)
- 建設業許可の業種区分で分ける — 土木一式・建築一式・とび土工・電気・管・塗装などで、必要な商材はまったく違います
- 従業員規模で分ける — 1〜4人の会社と20人以上の会社では、決裁の仕方も課題も別物です
- 振興局で分ける — 石狩・空知・上川・十勝・釧路・オホーツク・渡島などの単位で管理すると、原稿を地域に合わせられます
- FAX番号を持つ先だけに絞る — 番号が空欄の会社が混ざると、その分の送信費がまるごと無駄になります
リストの作り方そのものは営業リストは自作と購入どっちが得かで詳しく解説しています。
原稿で外さないこと
- 1枚に収める — 忙しい相手に2枚は読まれません
- 上3分の1で用件が分かる — 紙を手に取った数秒で判断されます
- 「工期」「単価」「手間」に効くことを先に書く — 建設業の判断軸はほぼこの3つです
- 返信欄を必ず作る — その紙に書き込んで送り返せる形にしてください
よくある質問
Q. 北海道の建設業だけのリストは作れますか?A. はい。建設業許可の業種区分・従業員規模・振興局・市町村で絞り込んで作成します。FAXDMに使う場合はFAX番号を持つ先だけに絞って納品します。
Q. 何件くらいから始めるべきですか?A. まずは数百件規模で、原稿を2案テストする進め方をおすすめします。北海道は業種ごとの母数が限られているため、いきなり全件に送ると次に送る相手がいなくなります。
Q. いつ送るのが一番いいですか?A. 建設業は雪解け前の2〜3月に翌シーズンの段取りが動きます。この時期を外さないことが最優先です。
本記事の事業所数は、総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査」(令和3年6月1日現在)をもとにした札幌市の集計値です。
調べて、絞って、届ける。
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