北海道の医療・介護施設に営業をかけるには|札幌7,677事業所とFAXという窓口
令和3年経済センサスによると、札幌市の「医療,福祉」の事業所は7,677。建設業の6,908より多く、市内で3番目に大きい産業分類です。そして医療・介護は、今もFAXが業務の中心に残っている数少ない分野でもあります。
札幌は医療・福祉が建設業より多い
札幌市の産業別事業所数を見ると、卸売・小売業(17,071)、宿泊業・飲食サービス業(8,789)に次いで、医療・福祉が7,677で3番目です。建設業(6,908)や製造業(2,342)より多く、母数として十分に成立する市場です。
加えて医療・介護は、道内では市町村ごとに必ず一定数が存在する業種です。人口の少ない地域にも診療所・薬局・介護事業所があり、広域に薄く分布しているぶん、訪問営業が最も非効率になります。
医療・介護でFAXが現役な理由
- 個人情報を扱うためメールを避ける運用 — 患者・利用者の情報をメールで送らない方針の施設が多く、外部とのやり取りが今もFAX中心です
- 受付・事務室に複合機がある — 紹介状・処方せん・請求関係の受け渡しで日常的に使われています
- 担当者がPCの前にいない — 看護・介護の現場職はPCを常時見ていません
送る時間帯には特に注意する
- 診療時間・面会時間の直前直後は避ける — 受付が最も混む時間に紙が出ると、そのまま捨てられます
- 介護施設は申し送りの時間帯を外す — 早朝と夕方は現場が最も動いている時間です
- 送信元を必ず明記する — 個人情報に敏感な相手ほど、差出人が不明なFAXを警戒します。社名・所在地・連絡先は省略しないでください
受信拒否への対応など、守るべき実務はFAXDMは違法じゃないの?にまとめています。
リストの分け方
| 区分 | 分け方の例 |
|---|---|
| 医療 | 病院/一般診療所/歯科診療所/薬局。規模(病床数)でも分かれます |
| 介護 | 施設系(特養・老健・有料老人ホーム等)/在宅系(訪問介護・通所介護等) |
| 単位 | 法人単位で送るか、施設単位で送るか。多施設を運営する法人は本部宛てが有効なことがあります |
| 地域 | 札幌市内は区単位、道内は振興局・市町村単位 |
ここを分けずに「医療・福祉」でひとまとめに送ると、内容が誰にも刺さりません。
原稿で効くテーマ
医療・介護の現場が慢性的に抱えている課題に、最初の3行で触れられるかどうかがすべてです。
- 人手不足・採用・シフト
- 記録業務・書類仕事の負担
- 感染対策・衛生管理
- 備品・消耗品のコストと納品の手間
よくある質問
Q. 医療機関や介護事業所のリストも作れますか?A. はい。病院・診療所・歯科・薬局、介護は施設系/在宅系といった区分と、地域・規模で絞り込んで作成します。取り扱うのは法人・事業所情報のみで、患者や利用者の個人情報は一切扱いません。
Q. 医療機関へのFAXDMは問題ありませんか?A. 事業所宛ての営業FAXは特定商取引法のオプトイン規制の対象外です。ただし送信元の明記と、受信拒否への即時対応は必ず行ってください。
Q. 送る時間帯はいつがよいですか?A. 診療時間の直前直後と、介護施設の申し送り時間帯(早朝・夕方)は避けるのが無難です。
本記事の事業所数は、総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査」(令和3年6月1日現在)をもとにした札幌市の集計値です。
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